■GR6トランスミッションソレノイドバルブ洗浄
 R35GTRのトランスミッションは内部のソレノイドバルブ(ギアセレクター)を動かし、
 シフトアップ/ダウンを行うように設計されています。
 走行距離に関係なくこのソレノイドバルブ(ギアセレクター)に鉄粉が付着する場合があります。
 その結果ソレノイドバルブを固着 させ、ミッションの誤作動を招きます。
 最悪ミッション全体を痛めてしまい、多くの出費、時間を割くようになってしまいます。
 このようなトラブルが発生する前の対策としてソレノイドバルブ(ギアセレクター)の鉄粉除去、
 ユニット全体のコンディションチェック、オイルパンに付着した鉄粉の除去をお勧めしています。
 またトラブル症状が出る前に対策を行えば、誤作動による故障のリスクを大幅に軽減できます。
 万が一鉄粉が付着してしまった場合でも、分解・清掃をすれば 本来のコンディションに戻すことが可能になります。
(状態により修理が必要な場合があります)。
 当社では同時にソレノイドバルブが回転して起こるギアポジションの誤認識を防止させる対策として、
 回転防止キャップをお取り付け致しますので、ミッションECUに正しいギアポジションを認識させる事ができるようになります。
 これらの作業のみであればミッションを脱着せずに行 えますので約4時間で作業完了となります。
 電話(048-421-0508)、またはメールでご予約頂ければ当日作業可能です。
 その他、ミッションフルメンテナンス、ミッションオーバーホールも受け付けておりますのでお問い合わせください。

▼GR6トランスミッションソレノイドバルブ洗浄作業内容
 ・オイルパン洗浄
 ・オイルパンパッキン交換
 ・ソレノイドバルブ(ギヤセレクター)点検・洗浄
 ・ソレノイドバルブ(ギヤセレクター)回転防止キャップ取り付け
 ・ミッション各部点検
 ・ミッションオイル交換(約10L)
 ・使用オイル HKS TMオイル DCTF-2
 ・ミッションプログラム学習及びクラッチ調整
 税込価格 
123,120

▼実際の作業のご紹介
▼ユニット取り外し


アンダーカバーを外し、オイルパンを外します。


ソレノイドバルブ(ギヤセレクター)ユニットを取り外します。

取り外されたユニット
 
▼ユニット点検

各ピストン部分に黒く鉄粉が付着しています。

鉄粉不着箇所は1か所に限らず数か所付着している場合もあります。

ソレノイドバルブ(ギヤセレクター)をばらしていきます。

精密作業になりますので細心の注意を払い作業を行います。

外されたピストン

全て取り外します。

シリンダー部分に傷やほかのダメージがないか確認します。

それぞれ確認します。
▼オイルパン洗浄

オイルパンの清掃を行います。

鉄粉除去マグレットを外し、細部まで丁寧に洗浄します。

鉄粉が付着した状態

クリーニング後の状態
▼ソレノイドバルブ(ギアセレクター)点検、洗浄、回転防止キャップ取り付け

ソレノイドバルブを洗浄し再度チェックを行います。

再度組み付け確認を行います。

ソレノイドバルブ(ギヤセレクター)回転防止キャップを取り付け、ギアポジションセンサーが誤動作しないように制御します。

取り付け方向など確認しながら作業します。
 

1つ1つのパーツを手作業で確認しながらの作業になります。

取り付け向き、フィッティングなどの確認を行います。


違う角度からも確認します。


センサー、磁石の位置を再度確認

組み付け前にミッションオイルに浸しエア抜きをします。

ピストンを手で動かし、フリクションの確認、エア抜きを行います。

エアをかんでいる個所は丁寧に抜いていきます。

エア抜きが完了したもの

取り外しと逆の順番絵組み付けてゆきます。

オイルを含んだ状態で取り付けられたギアセレクターユニット
▼オイルパンパッキン交換、オイルパン取り付け、ミッションECU学習

オイルパンのパッキンを同時に交換します。

隙間のないことを確認し、規定トルクで締め付けてゆきます。

取り付け完了の後オイルを充填します

組み付け確認を診断機によりミッションを学習させて完了です。