最新情報(blog) 会社案内 mailでのお問い合わせ
 
【R35 GT-R HKS HIPER MAXW GT】

■コンセプト
  スポーツ走行における操作性とストリートでの乗り心地をブラッシュアップした新世代スポーツサスペンション
■特徴
1.単筒式を採用

高い走行性能を確保するHKSサスペンション伝統の単筒式を採用。ローダウン時においても安定した走りを実現します。
2.ダストブーツを採用
外部からの飛び石によるシャフトの損傷を防止します。
3.PNEコートを採用
表面に特殊被膜をつけることにより一般的な亜鉛メッキに比べて5倍以上の耐食性を誇ります。これにより全長調整式のネックとなっている錆による固着を防止します。また表面が滑らかになるため車高調整に要する力もすくなくなります。
4.Mシャフト採用(φ46正立タイプに採用)
HIPERMAXシリーズのフラッグシップ「M1」より採用している新設計のシリンダーシャフト。従来のものよりも大径化することで油圧特性の最適化が図れ、微細なストローク領域からでもしっかりと減衰を発生させることが可能となりました。乗り心地を左右するリア側のダンパーに主に採用し、より上質な乗り味を実現しました。
5.新形状のニードル採用
ハンドリングと乗り心地の鍵を握る微低速域と中高速域の減衰特性を見直す為に、新形状のニードルを採用
6.バネ下重量の軽減
バネ下重量の軽減を目的として、ブラケット、ライドハイト、ロックナットにアルミ部材を使用しました。(倒立タイプとR35用のフロントブラケットには、剛性確保のため、スチール製を採用しています)
7.減衰力30段調整機構を採用
30段階の減衰力調整機構を設けることで市街地・ワインディング・高速道路などの走行ステージや乗車人数などに合わせたセットアップが可能です。
8.2年4万キロ保証
サスペンションを構成する各部品の耐久性向上を図り、2年4万キロの保証を実現。

■ 適合/取付情報   ■ 仕様
エンジン型式 VR38DETT
年 式 07/12 -
備 考 -
 
  FRONT REAR
減衰力調整 30段 30段
ベースバルブ - -
全長調整
アッパーマウント ゴム ゴム
倒立/正立 正立 正立
ダンパー/スプリング構成 一体式 一体式
出荷時バネレート変更
ワイヤーでの減衰力調整 -
ヘルパースプリング
(バネレートN/mm)
19.8 19.8
■ 車高情報 mm
  出荷時※2 テスト時 最大上限〜最大下限※3 走行可能上限〜走行可能下限※4
FRONT 車高※1 711 723 〜 645 723 〜 645
ノーマル比 -12 0 〜 -78 0 〜 -78
REAR 車高※1 719 732 〜 662 732 〜 675
ノーマル比 -13 0 〜 -70 0 〜 -57
※1. 路面からフェンダーアーチまでの高さ。
※2. 出荷時車高はHKS社内でのフルキット設定の組み合わせによる参考測定値データです。(当社の推奨車高になります。)
※3. 調整可能範囲(ただし、この場合の下限値での走行は保安基準適合外となりますので御注意ください。
またこの調整範囲内であっても車高によってはボディー・アーム等との干渉などをおこし、走行に支障をきたす恐れがあります。
なお、出荷時車高から極端に車高を下げて使用することによるダンパーオイル漏れ等の不具合に関しても保証対象外となりますので、御注意ください。)
※4. ボディ・アーム等への干渉等が無い走行可能な範囲。(ただしタイヤ・ホイールサイズ等の変更によってはその限りではありません。)
注).データは車両の個体差・組み立て条件により変化します。
■ キット情報
● フルキット設定スプリング
  F R
バネレートN/mm(kgf/mm) 157 ( 16 ) 78 ( 8 )
自由長(mm) 200 250
スプリングタイプ 直巻 直巻
バネレート変更時推奨範囲N/mm(kgf/mm) ±20 ( 2 ) ±20 ( 2 )
● ダンパースペック
  F R
減衰力(伸び側/縮み側)N※ 1883 / 349 1005 / 294
出荷時ダイヤル位置 15 15
ダンパー残りストローク(伸び側/縮み側)mm 35 / 65 73 / 97
※ 減衰力値はピストン速度0.1m/sec時の値です。
● セッティングデータ
  F R
出荷時 テスト時 走行可能上限
走行可能下限
出荷時 テスト時 走行可能上限
走行可能下限
ケース長
(mm)
474 481 470 417 429 385
スプリング
セット長(mm)
225 260 318 325
巻き上げ寸法
(mm)
65 72 26 51 63 12
レバー比 1.69 1.12
※ 走行可能上限・走行可能下限につきましては、上記: 車高情報の欄外※3をご参照下さい。
■ テスト車両情報
  F R
車重(カタログ値)kg - -
タイヤサイズ(空気圧)kPa 255 / 40 - 20 ( 200 ) 285 / 35 - 20 ( 200 )
ホイールサイズ 9.5 JJ × 20 off 45 10.5 JJ × 20 off 25
アライメント
(トー/キャンバー)
テスト時 in 0°10' / -1°30' in 0°30' / -1°30'
基準値 0 0
※ 当社での測定値です。
■ 構成図 ※仕様変更により変更する場合があります。

■ ポイント
・MAX IVコンセプトである「スポーツ性」と「コンフォート性」の両立を主眼にセッティングを行いました。
・ノーマルのスポーツ性をスポイルすることなく、乗り心地を改善し、更にコントロール性の向上を図りました。
・乗り心地面においては12年モデルを参考に、VPSや新ピストンを駆使し乗り心地の改善を行い、旧モデルに比べ大幅に改善しました。
・走行性能面においてはハイレート+ヘルパースプリングを使用し接地性を向上しています。また伸び初期減衰を積極的に立ち上げることにより、しっとりと乗り味となり急激な面圧の変化を抑えることができました。
・乗り心地を重視するシーンでは20段前後、走りを重視する場合は5段近辺を使用してください。
・ケース長を限度値以下に縮めるとアッパーアームとボディが干渉をおこします。また限度値以内であってもタイヤ・ホイールサイズによりフェンダーとの干渉をおこす場合があります。