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▼R35GT-R VR38DETT HKS鍛造ピストン組み込み、HKS GT800装着
エンジン脱着後、エンジンを分解していく様子です。
カムカバー、フロントカバー、タイミングチェーン等を外してシリンダーヘッド脱着後、いよいよピストンが見えてきました。

シリンダーヘッドをバルブからのぞいた画像です。カーボンの付着までには至っていませんがかなりススが付いた状態です。
GT-Rの場合、マフラーのテールエンドにもかなりのススが付着している事を考えると、
燃焼室がこのような状態であってもおかしな状況ではないと思われます。
走行状態で違ってきますが、純正は条件下によっては濃い目の燃調となります(純正目標空燃比は10.5)。
ちなみにこの車両は走行距離2,000キロ程度です。

カム、カムプーリー等は、この後洗浄、傷のチェックを行い組み付けを行います。
タービンのシャフトのガタ、羽根の欠けや割れ等のチェックを行い、今まで問題が無かったか確認を行います。

メタルクリアランス測定を行い、適正値に合わせメタルを組みクランクの装着となります。
メタル7種類、子メタル5種類の中から選択します。

ピストンはピストン自体の測定、シリンダー内の測定を行い、適正なクリアランスが取れるピストンを組んでいきます。
リングの合口の測定も行い寸法を合わせます。

ブロックにヘッドを載せ、カムを組み込んでいきます。画像ではいきなりカムが載っていますが、
一度仮組 → クリアランス測定 → バルブリフターを選択 → カム脱着 → 適正なバルブリフターを組込 → カム装着 となります。

カムプーリー、カムチェーンの取り付け、フロントカバー装着となります。

順次補器類の取り付けを行っていきます。今回は同時にHKS GT800 Kitの装着を行いました。
エンジン単体状態からエキマニ、タービン、ウエストゲート等のパーツを組みつけていきます。

エンジン、補器類、HKS GT800 kit のパーツが装着し終わると、メンバー、アームの取り付けを行い、
ボディーにエンジンが装着できる状態にしていきます。画像のようにエンジンは車体下側よりの取り付けとなります。
全ての準備が整うと後はエンジンを車体に取り付け、車両側との連結作業となり、
すべて終了の後歓声と言う流れになります。